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2006年03月01日 in大和
文責 あっくん

 樹音さん、久しぶりの関東地区公演です。
早速、大和ミュージックに駆けつけました。
 冷たい、特に夜は激しい、雨の日でしたが、
例によってステージは熱気にあふれていました。
 樹音さんは、
4回のステージで4つの作品を、つまり毎回出し物を変える、
という、とんでもない、大胆なことを、やって見せてくれました。
‘客’としては、1日で4日分のステージが見られるので、
何とも有り難いことではあります。
が、レポートはまとまるのやら?
なにせ1回のステージで取材(おおげさ!)しなければならず、
それでなくとも「取材」のいいがげんさではピカイチの私、
またまた、相当の“勘違い”を織り交ぜてしまいそうですが、
雰囲気だけはお伝えしたいと、思っている次第です。

【1回目;さくら】
 樹音さん、金糸銀糸のあざやかな内掛け姿で登場。
手には濃いピンク色の小田原提灯、
琴中心の演奏十女声ボーカルをバックに
優雅に舞い始める?かと思いきや、
提灯を縮めたり伸ばしたりしながらステージ上を動きまわります。
提灯からは、あまたの桜が舞い出でて、
場内、桜吹雪の大乱舞です。
桜の花びらはハンパな量ではありません。
(花びらのお掃除がた〜いへんだったんですから
でも今時のお客さん多少のことでは驚きませんからま!いいか)
桜吹雪の大乱舞がひとしきりあった後、
豪華な衣装を身にまといながら、優雅に舞います。
 2曲目、琴中心の激しい曲。
バックが激しくなれば、舞も激しくなります。
内掛けをを取ると、渋い赤紫色(でいいのかしらでも
いい色です)の留袖姿で、エネルギッシュに踊ります。
何やら祭りのようにも感じられ、
場内はノリノリで、興奮のルツボです。
 3曲目は“さくら”。琴の優雅な音に乗って、
先ほどの興奮の余韻にひたりながらの、あでやかな舞です。
そして4曲目は、これは正真正銘の“祭り”をバックに、
激しいベッドショーです。男女の営みは、“お祭り”なのです。
最後は、美しい曲をバックに、様々な決めポーズをとりながら、
大いに盛り上がって、終焉となりました。
 春、弥生の、喜びに満ち溢れた、
ボリュームたっぷりの、豪華絢燗な作品でした。

【2回目;イグアナ】
 静寂な音楽。
白いネットの中でうごめく怪しの物。人間のようで右手には大きな爪。
一体これは何なんでしょう。
 曲が変わって、不気味なしかも強烈な曲想をバックに、
ネットを跳ね除け、厚いウロコを付けた「イグアナ女」が現れて、
おどろおどろしくも、また狂おしく、暴れまわります。
髪を振り乱し、足を踏み鳴らし、
モンスターになりきった樹音さんの迫カ、すさまじいばかりです。
荒れに荒れ狂った「イグアナ女」も、
ついには疲れきったのか、うつ伏してしまいます。
 曲想変って’普通の音楽’に。
「イグアナ女」が普通の少女に戻ったのでしょうか。
(グリーンの少女っぽい衣装が可愛くて素適)
‘普通の曲’で’普通のダンス’を。
 でも、時々モンスターの抜け殻を見ては苦悩の表情。
ちょっと可哀想さを感じてしまいます。
でも、心も普通の幸せな少女に戻ったのか、楽しそうに舞い始めます。
(曲はアルビノー二のものをアレンジしたのかきれいな曲です)
そして、ベッドショーとなり、エンディングヘと繋がってゆきます。
少女はまた、何かのきっかけで、「イグアナ女」になるのでしょうか…。
 この作品、何か‘物語’を
題材にしたものと思われますが(浅学の私にはわかりませんごめん)、
なかなか重厚な内容に仕上がっており、見ごたえがありました。

【3回目;フラメンコ】
 今度は“フラメンコ”ただただノリノリの作品です!?
 1曲目、フラメンコ。
樹音さん、黒(これキマってます)のフラメンコダンサー用ドレスで登場。
手拍子足拍子よろしく(手拍子は私かな?)情熟的に踊ります。
掛け値無し。フラメンコの世界そのもの。最高。オーレ!
 でも、フラメンコだけじゃない。
2曲目はサンバ。
黒のドレスをとると、カラフルなダンス衣装。
サンバで踊れば、そこはもうリオのカーニバル。
文句なしに楽しい。
これでノラないわけがない。
場内クレージーに興奮。これまた、最高!〜です。
 そして、ここからひきしまります。
3曲目はオリエンタル風。衣
装もちょっとオリエンタル風で、
キャンドルを手にしながら、静かに舞います。
あたかもアラビァンナイトのような、燗熟した世界が描き出されます。
さらには、ケーナの響きでしょうか、
美しい音色に身を任せながらのベッドショー。
美しくも、情熱的なベッドシーンを佑佛とさせます。
そしてそして、エンディングヘ。
美しい肢体美しいポーズを惜しげもなく見せて、大喝采のうちに終焉です。
 これまた、フラメンコ、サンバの楽しさが十分堪能でき、
しかも楽しさだけでなく美しさをも満喫できる、
エネルギッシュでスケールの大きい、ボリューム満点の作品でした。

【4回目;鴬谷ミュージックホール】
 つるこう’の“鴬谷ミュージックホール”をバックに、というより、
曲と一体となって、鴬谷のストリップダンサーを演じる樹音さん。
ちょっとチラリズムだったりしながら、
客と一緒に楽しむダンサーになりきっての巧演技(役者やなあ)、
歌詞に合わせた仕草も、ドンピシャ、
ニヤニヤ・クスクス・ワッハッハの大受け。楽しいったらありゃしない。
これぞ日本庶民の娯楽の極まりです。最高でした。
 でもでも、これもこのままじゃ終わらない。
2曲目は‘端唄’でしょうか。
‘ポンポコ節’とで毛いうのか、
古き良き時代の“お座敷芸”“粋”な世界を垣間見ることができました。
それにしても、樹音さんの‘日舞’なかなか見事でしたよ。
 3曲目は、女声ボーカルでの“夢一夜”ステージー杯に
‘脱ぎ散ら’かした和服とともに、
物悲しい“哀”の世界に、
胸締め付けられる思いで、浸りきりました。
そして、美しい、ハッピーな曲に変わり、
純粋な“愛”を具現化したベッドショー、
更には、女性・女体の美しさを、
十二分に見せて、エンディングとなりました。
 文句なしに楽しい“鴬谷・・・”から始まり、
「楽」−「粋」−「哀」−「愛」−「美」の流れの中で、
ストリップの楽しさ、美しさ、愛の本質を見せてくれた、
と言ったら言いすぎでしょうか。いずれにしても、
これまた内容の濃い秀作でした。

 今日は、一挙に、4作品について書いているため、
ポラショー、オープンショーについては触れませんでしたが、
いつものように、サービス満点、楽しさいっぱい、でした。
 そうそう、オープンショーで、
トリノ五輪のフィギュアスケートに使われた、
ブルガリア?の天才バイオリニストの曲に乗り、
金メダリストの荒川さんが演技した「イナバウアー」を、
樹音さんが舞台上で見せてくれました。スゴイ!!

 今日の4作品、どれをとっても、
内容が充実した、スケールの大きい、
エネルギッシュな、ボリュームのある、
そして、ストーリー性をも持った、素晴らしいものでした。
しかも、「和物」「洋物」「本格」「娯楽」「こわ物」等々、
バラエティーに富んでおり、樹音さんの実カを改めて感じました。
皆さん、ぜひ一度、樹音さんの舞台を、ご覧あれ!!!


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